【農業日記】単管整理棚の製作(その2)


さて、昨日の続き、仕切り直しです。
基準あわせから始めます。
まず棚のⅠ段目となる□の面が水平になるように、角材を敷いて調整します。

【写真】単管整理棚

↓水平器で計測
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水平が出たら、四隅に柱を立てます。
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この時点で、4本ともだいたい垂直が出ていました。
基準の面ができているので、直行クランプの特性で、垂直にするための2軸のうち1軸は自動的に垂直が出るんですね。(意味が伝わっていなかったらごめんなさい)
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↓仮筋を付けて垂直を正確に調整。
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ところで、足場の用語では「柱」ではなくて「建地(たてじ)」というそうです。

【図】布、縦地、ころがし

図の出典)「鳶職入門〜見習いとび工の為のサイト〜」単管足場の組み方、掛け方、基本構成

足場では、建地→布→ころがし、の順に組んでいくのが正式の手順なんだと思います。
今回作っている棚では荷重を受ける部材が「布」なので、足場の組順ではなく、建地→ころがし→布、の組順で作りました。

↓あとはどんどん組んでいって、コンテナを置いてみて取りやすい幅や高さを現物合わせ。

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こんな感じまで出来ました。
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強度としてはオーバースペックで、様子を見て何本か抜こうかと思います。
ちなみに、手前の方は、ビニールマルチや不織布などの長モノを置けるように作っています。
あとは棚板を作ったら完成です。

余計なことを考えないで、どんどん作業をしている(=遊んでいる)時間は楽しいですね。作るのがただ楽しい。作って使って改造して、壊して、また作る。

私は子供の頃、ダイヤブロック(デンマーク製の「レゴ」と同じようなオモチャ)が好きでいろいろ作っていました。単管での物作りはそれと同じ感覚です。基本のパーツの組み合わせで無限に色々なものが作れる。
そんな好きだった遊びも、学校での「勉強」が始まって、遊びの時間が減って遠ざかっていきました。先生や親は、成績が良ければ認めて喜んでくれていたような気がしますが、自分自身の「スパーク・ジョイ」では無いんですね。学校で、職場で、ときめかないことをずっとしてきてしまった。

子供の頃は誰にでも、なにか純粋に楽しめた遊びがあったと思います。絵が好きだったり、スポーツが好きだったり、音楽が好きだったり、動物や草花や虫が好きだったり。

現在、次元が変わって、そのような遊びが仕事になる、と言うより、ただ好きなことを、ときめくことをしていい。それが当たり前の世界になっている、それを体験したいと思っています。