【農業日記】命名「モロッコ」


モロッコインゲンは、筋がなく、柔らかくてボリューム感のある、とても美味しいインゲン豆です。

私が好きなのは「胡麻和え」、「煮びたし」。 ※外部サイトのレシピへ

ところで気になるのはこの名前「モロッコ」。
モロッコの本名は「平さやいんげん」。
では「モロッコ」とは何か?


種苗会社のタキイが、地中海沿岸のマメ品種から選んで1976年頃に日本に導入したインゲンで、
発売当時に流行していた地中海の町モロッコを舞台にした映画「カサブランカ」にあやかって(よく売れるようにと)命名された商品名なのだそう。

【モロッコインゲンの栽培】

インゲンは夏に収穫できる豆です。
別名を三度豆と呼ばれるように、種まきは十分に気温の上がった5月初めから6月のはじめ、そして7月下旬の3回あります。

ユニティ自然農園では、今年の場合の種まきは、
1回目は5月9日、
2回目は6月13日。
3回目は7月30日ごろを予定しています。

種を時期をずらして撒くことで、継続して良い状態の豆を収穫できるというわけです。

1回目の種まき(ポット3粒まき)

つるをのばして成長する豆類は、写真のようなアーチパイプに網を張り、つるを絡ませて育てます。

種まきから2週間目に植え付け。

畝の間には麦を播き、モロッコと一緒に育てます。


麦は梅雨前まで雑草をほどよく抑制し、枯れた後は土に炭素を供給して土を良くする作用があります。
草と野菜を一緒に育てる草生栽培は、最近の有機農業の標準的な技術です。

1番手の収穫は7月上旬ごろから。
6月13日に種まきした2番手も順調に成長中。