【農業日記】春の種まき始め(露地直播)3月11日


今年の3月は、暖かいよう見えて、朝の気温が氷点下になる微妙な天気。
試しに2月末に蒔いてみたニンジンが発芽せず、
例年通り3月中旬の種まきです。

今日蒔いたのは、ニンジン、小カブ、二十日大根。

この白い布は保温&保湿&防虫のための不織布です。
昼に温まった地面の熱を逃がさず、冷たい風や虫から作物を守ります。

1本(200m)9000円ぐらいで、1畝(25m)あたり約1000円。
寿命は2回~3回。
1畝の野菜の売り上げだいたい2万円なので、使えなくはないけども安くはない。

素材のポリプロピレンは化学製品なので、環境負荷の面からも使用は最小限にしています。

有難い資材ではありますが、旬の野菜だけを食べるようにすれば使わずに済むので、生産者の使わない勇気と消費者の理解が課題ですね。
(使わないと収穫が3週間ほど遅れます。虫も付きやすいです。)

さて、先述の「試しに2月末に蒔いてみたニンジンが発芽せず」で種まきしたのは、自家採種4年目の五寸ニンジン。
種代が「ただ」だから、新しい取り組みに気軽にチャレンジできます。

結果失敗でしたが、1年に1回だけできる貴重な経験です。