【農業日記】自家製ボカシ肥料の作り方 ~EM菌嫌気発酵~


時間の余裕ができる冬は土づくりの季節でもあります。
3月には露地の種まきが始まるので、2月初めごろに畑に肥料を入れて準備を整えます。

ユニティ自然農園では肥料として、材料を微生物に発酵分解させた自家製の「ボカシ肥料」を使っています。(材料はすべて有機JAS規格適合品を使用)

下記配合で少量ずつ失敗なく出来ますので、家庭菜園をなさる方の参考にまとめておきます。(15kgでおよそ40㎡の畑の元肥に使えます)

EMボカシ肥料(15kg)

おおよその成分量(N:P:K:Ca:Mg)=(2.5:2.5:2.0:10:2.5)

【材料】

1)主材料

米ぬか   8kg
菜種油粕  4kg
苦土石灰  2kg
牡蠣殻石灰 1kg

2)EM希釈液(100倍)

EM1号 40cc
糖蜜   40cc
お湯   4リットル

(適度な水分は主材料の30%ぐらいと言われているので、主材料15kgより水4.5L。主材料の初期水分を勘案して4Lとします)

【作り方】

1)主材料を計量し、厚手のモミガラ袋の中で混和する。
2)EM希釈液を作る

2.1)糖蜜 40ccを計量カップで計量し、ボウルに入れる。
2.2)お湯で糖蜜を溶く。
2.3)EM1号 40ccを計量し、ボウルに入れる。
2.4)ボウルに湯を2.2)の湯と合わせて2L程度になるまで入れる。
2.5)2本のペットボトルそれぞれに、漏斗を使って2.4)を等量入れる。
2.6)2本のペットボトルそれぞれに水か湯を入れて満タンにする。

3)1)に2)を加え、十分混和する。
4)3)を袋ごと収納箱に入れ、十分に空気を抜き、口を縛る。
※収納箱に入れるのはネズミ対策。その心配がなければ袋のまま保管も可。
5)陽の当たらないところで常温保存。完成は夏季2週間、冬季1ヵ月。甘い香りの発生が目安となる。

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