インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、病気の最大の原因は、ドーシャと呼ばれる身体の生命エネルギーである「気」の増悪(増えすぎること)としています。
ドーシャには大きく分けて、
ヴァータ(乾性・軽性の気)、
ピッタ (熱性の気)
カファ (粘性・重性の気)
の3種類があります。
ドーシャによって起こる病気の名目がアーユルヴェーダーの古典書物『チャラカ・サンヒター』スートラスターナ第20章に説かれています。そこではヴァータ性の病気は80種、ピッタ性の病気は40種、カファ性の病気は20種が記載されています。
これらの病気によって悪化するドーシャの体表面の座である星座の部位、および悪化する経脈を竹下氏が調査した結果を次ページ以降の表に記します。
○表記法について
1)経脈の表記は下記に従います。肺経脈で例示します。
[肺]:太陽の肺経脈(左半身、右半身)、月の肺経脈(左半身、右半身)の4つの経脈のいずれか、もしくはその内の複数の経脈を示す。
2)サンスクリットのアルファベット表記について
B.ダス、M.ジュニアス著「入門アーユルヴェーダ」平河出版に記載の表記に従います。なお、インターネットでの活字の事情により発音に関係する記号は省略しました。
○星座と経脈の検索結果について
「入門アーユルヴェーダ」平河出版に記載してあるサンスクリット語のアルファベット表記をもとに竹下氏が情報を検索した結果です。
西洋医学的に見て同じ病気であっても、現代はさまざまな化学物質や複雑な環境のために病因が多岐にわたると推測され、病名のみでその病因を特定することは困難です。しかし特定の個人の病気に対しては、その人の悪化しているドーシャと経脈を特定することができます。その方法は東洋医学講座で学びます。