第3回 月の十二経脈

 私たちの身体はいつも、星々からのエネルギーを受けています。その中でも太陽と月の影響は大きく、太陽のエネルギーは身体の活動に作用し、一方、月のエネルギーは身体の休息に作用します。前回は太陽の十二経脈を流れる気(プラーナ)について説明しました。今回は、月のエネルギーに関係の深い月の十二経脈を紹介します。



1.月の十二経脈と神経系

 身体には自律神経系があり、それは私たちの意思に関わりなく循環器や消化器などを自動調節しています。心臓が鼓動するのも、肺が一定のリズムで酸素を吸入し二酸化炭素を排出するのも、胃が食べ物を消化するのもすべて、それらの臓器を自律神経が調節しているからです。
 自律神経系には、交感神経系と副交感神経系があり、前者は概して身体を活動に向けて準備し、副交感神経系は概して身体を休息に向けて準備します。
 身体はいくつかの次元の身体が重なって活動しており、ナーディはその身体を巡る脈管です。太陽と月の十二経脈は「エーテル体(=気の身体)」と呼ばれる身体に相当します。太陽の十二経脈は肉体の交感神経系に対応し、月の十二経脈は肉体の副交感神経系に対応します。
 月の十二経脈の走行は【月の十二経脈の走行の順序】に示すように、太陽の十二経脈と完全に対になっています。太陽の十二経脈の「肺経」に対応するのが「月の肺経」、以下同様です。月の肺経は(肺)と略記します。




2.月の十二経脈の走向

 前回、太陽の十二経脈の指先のルートを示しましたが、【太陽の十二経脈の走向】に示すように、爪の両側のうち、経脈が通っていない空いている部分があります。そこに月の十二経脈の井穴(気が流入流出するツボ)があり、その位置と走向は下図に示すようになっています。太陽の十二経脈と同様に月の十二経脈も、男性と女性の経脈の走向は鏡像です。



注)太陽の心経は月の心包経(心包)、太陽の小腸経は月の三焦経(三焦)のこと。同様に、月の心経(心)は太陽の心包経、月の小腸経(小腸)は太陽の三焦経に対応している。


3.月の十二経脈と月の位置





 月の十二経脈の気の流れの盛衰は月の位置によって支配され、上図の順に繰り返します。例えば月が東の方角の「卯」の範囲にあるとき、左半身の月の大腸経と右半身の月の肺経が活性化しています。


4.講座について

講座では次のことを学びます。

理論
・月の十二経脈のルート
・月の位置に応じて活性化する経脈の順序
・月の十二経脈と自律神経系の対応

実習
・磁石を極性を合わせてツボに貼り、経脈を浄化する方法。
・月の十二経脈に気を通す印(手や肘の角度)