人間の体には、目には見えないエネルギーの通り道「経絡」があります。現代の中医学では、経絡があるとかないとか、議論がされています。もともと「気」は物質次元のものですが、波動が高いため現在の機械では計測できません。けれども、気を体感する能力のある人にすれば、それは歴然と存在しています。
インドのヨーガではナディー(脈管)の数は72000あるとも伝えられていますが、その中で背骨づたいのナディーを特に重視しています。中医学とヨーガではその目的が違います。ヨーガはあくまで霊的な進化を目的としているのに対し、中医学はあくまで医学が目的であるため、取り扱うナディーが違ってきます。ヨーガや仙道で取り扱う背骨づたいの脈管は、中医学では奇経八脈に属しています。これは基本的に医学に使うものではありません。
医学に使う脈管は正経十二経脈として知られています。正経十二経脈は肉体次元における人間の交感神経系に相当するものです。
人間の体には、意識的に操作できる体性神経系と、無意識的に自然に働いている自律神経系があります。自律神経系は、夜になって眠くなるとかお腹がすいて胃液を分泌するなどといった、意識にかかわらず行われる身体機能を司っています。それは深い意識が行っているものであり、太陽や月の運行といった自然のリズムに支配されています。