【農業日記】固定種野菜の料理教室 〜岡山にて〜


先日ブログに掲載した固定種野菜の料理教室、美味しい和食を作れるようになりたいと、行ってきました。

参加者は半数以上がシェフとか本を出している料理教室の先生とか。しかも東京や長野からも。ちょっと驚きました。

講師が天皇に出す料理を作るような一流の方なので、参加者も参加費も一流。
(もしかしたら参加費は比較的リーズナブルなのかも)

料理方法は、野菜を切って煮て、たれを掛けるだけとか、簡単な物が多かったです。
素材の味を味わえるように、味付けは薄味。
(私と参加したお爺さんが、ごぼうのつみれを混ぜていて2人とも「これ味が薄いよね」と濃くして、「これなら美味しい」と言っていたら、料理長から「濃い」と言われ野菜を足しました。)

↓実習中の写真撮影はNGだったので、出来上がった料理の写真を。

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主催の農園「月と星」の黒川さんの思いは、参加者に「固定種野菜の良さを広げて欲しい」とのこと。

私は自分の農園で固定種中心に栽培していますが、「固定種野菜」や「自然栽培」の良さを、「味」という微妙な領域で言うのは難しい、というのが実感です。
「美味しい」と言われると、作っている私も「ん〜〜???」。

「これは美味しい」とお客さんが言うし、私も同じように思うのはF1種。
(私もお客さんも普段から無農薬の野菜ばかり食べているような人)
固定種は上手く育てば「フツーに美味しい」。

↓教室で展示されていた固定種の種

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固定種・自家採種野菜は、農園のお家自慢みたいなもので、「今年のうちの子はこんな味です」と。
(美味しいときも、美味しくないときも、大きいときも、小さいときも、健やかなるときも、病めるときも。)

固定種野菜の良さは、それがフツーで当たりまえであることではないでしょうか。
F1種は悪者で無くて、英才教育された優等生(美味しい、丈夫、沢山採れて、作りやすい)。性格もいいやつです(私的には)。

ということで、収穫があったようななかったような、岡山での料理教室参加でした。

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ところで、岡山は関東からの移住に人気だとか。
理由は、地震や台風等の自然災害がなく温暖な土地柄。交通の便も比較的良い。

広島方面からJRの鈍行で行きましたが、岡山県に入ると、波動というか明るさがポンと良くなります。
さすが「晴れの国おかやま」。
料理教室の会場となった和気町は、定住促進に力を入れていて、お会いした移住のサポートをしている方々もとてもいい感じの方でした。
(環境活動家の田中優さんも和気町に移住)

岡山の海は日本のエーゲ海と言われるところだし、山も綺麗。
自然栽培も、木村秋則氏の指導を受けた栽培会があるなど先進的。

移住するなら岡山、いいかも。