【農業日記】じゃがいもへこちょうざい


最近まで北海道に住んでいた方から、驚くような話しを聞きました。

「ジャガイモの皮は食べられない。収穫の前に除草剤で茎や葉を枯らすから」

→確かに使われていました。

枯凋剤こちょうざい(ジャガイモの収穫前に茎葉を枯らす除草剤)
商品名:デシカン乳剤(メーカー:日本農薬)

収穫の効率が上がり、早期出荷も出来るのだそう。
食べるのはイモでも、その茎葉を枯らすために薬を使うのはちょっと・・・。

スーパーに並んでいるのは食品ではなく商品。
お客様がお買いになるかどうかは、ネームバリューと見た目&価格で決まります。
ここでも本質的な問題は「お金」。

お金で自分の意識を操作されないことがとても大事だと思います。

一方、農薬に対しては過度に意識しない方が健康的だと思います。

さて、茎葉が青いうちに枯らして収穫するのは、早出しで高値で売れる、成長途中なのでイモが丸くでこぼこが少ない、などの販売上の利点があるから。
一方、イモを「完熟」させて収穫する農家もあって、十分に栄養を蓄えきったイモは美味しく、でも見かけは皮がひび割れてデコボコだそうです(たぶん品種にも依る)。

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出典) 「じゃがいもが、美味しい。」りょくけんだより 2011/11/15

私が作っているのは、食べて自分たちの心や身体と一体となる「食品」。
売れるかどうかは(できるだけ)気にせずに。自分なりに気負わず普通に栽培します。