【農業日記】田植えの準備(その2:荒起こし、入水)


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4月29日、田んぼ全体を耕耘機で耕しました。

この段階の耕起を「荒起こし」と言います。

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【写真】荒起し

13時30分から18時30分、夕方までの5時間作業。

2反の面積は耕耘機だと結構広い。耕運幅50cmなので少しずつ何度も何度も往復です。

トラクターを依頼すれば簡単ですが、時間が掛かって効率が悪くても自分でできる作業は自分でやる。
ある農園のブログに書いてありました。

すばやく計画し、すばやく行動し、一人で仕事をやってしまう。

妄想や想像や推測で時間を過ごしたりしない。

悩むとか、夢を描くとか、目標たてるとかいう時間はさくっと終わらせ

思いつきと同時に体動かして目の前の仕事を片付けていく。

効率とか優先順位とか考える時間があったら、その間に自分の身体をつかってやれば仕事が終わる。
どうしようかと考える時間がすごく長い私にはピッタリのアドバイスでした。 

次の作業は入水です。
でも、草をすき込んでから水を入れるとガス(亜硫酸ガス)が湧くので、その状態で田植えをすると苗が痛み活着しにくいそう。
土中の微生物による草の分解が進むまで、しばらく時間をおいてから入水することにしました。

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そして5月8日、いよいよ何年も休んでいた田んぼに水を入れます。
「果たして、もう水を入れていいのだろうか?」という思いがよぎりましたが・・・・・、

「入れよっ」

勢いよく水が田んぼに流れ込みはじめました。

5月8日17時

【写真】入水  

【写真】入水

少しずつ水が染み渡っていくようすは、何とも感慨深かったです。

「いよいよ初めての米作りが始まるんだ」
しばらく水が広がる様子を眺めていました。

そして翌朝、5月9日8時

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全体に水が行き渡ってきました。
2反の田んぼ全体が十分な水位になるまで2〜3日、水を入れ続けます。
(だから地域全体で一斉に入水が始まるこの時期までに、雨が十分降ってくれるとありがたいのです)

水が溜まったら、次は代掻きです。