【農業日記】有機農業の「有機」とは


最近まで有機農業とは、化学肥料ではなく「有機物」を肥料として用いる農業だから「有機」なのだと思っていました。
でも、どこの記事だったか「この説は納得できるな」と思える記述がありました。

  中国の漢詩に「天地有機」という一節がある。
 「天地有機」とは天地に機、有りと読む。
 天地には「機」つまり「仕組み」があるということである。

「天」すなわち地面より上の世界に生き物が満ちあふれ活動しているように、「地」すなわち地面の中の世界にも地上世界と同様に微生物や様々な生き物が活動している、生命活動の「仕組み」がある。

 有機農業とは、「天」「地」の生き物の仕組みの両方を生かして行う栽培だということなんだと思いました。

「天」の世界では益虫やコンパニオンプランツに手伝ってもらい作物を健康に育てる。
「地」の世界では微生物の餌となる有機物を供給して土が肥えるように緑肥などの工夫をする。
(「土が肥える」というのは、野菜を育てる栄養分を提供してもらえるように、生物相がバランス良く豊かになること)

 そのような意味で、米や野菜を栽培する方法は「有機」がいいなと思いました。

現在借りている畑はもとが田圃で生物相が貧しい状態のようなので、積極的に微生物の餌となる有機物を入れて、作物が育つ環境を上手に育てていきたいと思っています。

そしてユニティ自然農園では、畑に入れるものは出来る範囲で良いものを選んで、実り豊かな畑作りをして行きたいと思っています。